子連れの母です。海外の現地採用で働けますか?

子連れの母です。海外で働けますか?

「海外就職」という選択肢が世の中に知られてくれば、当然お子さん連れでの就業を望む女性もでてきます。

実際に中国とベトナムで会社勤めをしている時、応募者の方から「子連れなのですが、働けますでしょうか?」という相談を何度か受けました。

そんな時のぼくの回答は大体決まっています。

「はい。お金があればだいじょうぶです!」

本当は、その応募者がいい人材であれば「はい!働けます!全然だいじょぶですよー。なんとでもなりますって!」って即答したいんです。

アジアではどこの会社も日本人の人材不足で悩んでますからね。

でもご本人にとってはとても大きな決断で、不安を抱いている訳ですから、さすがに無責任なことは言えません。

海外就業の不安材料は、単身の場合に比べ、お子さん連れの場合の方がより多くなります。子育てにまつわる不安が追加されるからです。

ただそれらの不安は、「お金」によって解決されるものがほとんどです。

「お金があればだいじょうぶ」とは、そういう意味です。

子連れで海外に住む場合の不安材料とは?

子連れ(母+子1~2人)で海外(アジア)へ出る場合の、子育てにまつわる不安材料を整理してみましょう。

1.通園・通学をどうするか
2.就業中の子供の世話をどうするか
3.子供の遊び場はあるか
4.子供を診てもらえる病院はあるか

現地採用の募集があるようなアジアの国であれば、僻地でない限り上記「1~4」に対応する社会インフラやサービスは、概ね整備されています。
※もちろんエリア毎にレベルが異なりますので、事前リサーチは必須です。

1.通園・通学をどうするか
→日本人学校や幼稚園があります。インターナショナルスクール(幼稚園)という選択肢もあります。

2.就業中の子供の世話をどうするか
→シッターさんを雇うことができます。アジア諸国では割と一般的です。

3.子供の遊び場はあるか
→たくさんあります。例えばホーチミンはこんな感じ。
家族旅行の前に読んでおきたいお役立ち情報まとめ | グッチのVietnam Local Foods(病院情報もあります)

4.子供を診てもらえる病院はあるか
→日本人医師や通訳のいる病院があります。

このように、インフラやサービスは整っているます。それらを利用すれば子育て可能です。我が家もそうやって3歳まで育てました。なので残るのは、それを利用するためのお金の問題だけなんです。

具体的な数字を見ていこう

では、上記インフラやサービスを利用しながら海外で生活する場合、実際にどれくらい費用がかかるのでしょうか?

ベトナムの都市部で暮らす場合を例にとって見ていきましょう。

母+子1人(幼稚園児or小学生)の場合

■生活費(光熱費込み):600USD
→暮らしぶりによって大きく変わります。週1回程度日本食や外国料理を食べ、あとは自炊かローカル料理を食べた場合。ちなみにぼくは家族3人(妻+3歳児)で700USDの予算でした。

■家賃:550USD
→エリアと間取りによってこちらも大きく変動します。ワンルームのサービスアパートメントにすれば250USD位まで安くできますが、お子さんがいる場合はリビング+ベッドルーム以上の方が良いと思います。

■学費:550USD
→日本人学校、もしくは日本人幼稚園の場合の費用。
ホーチミン日本人学校
みらい幼稚園

■保険:100USD
→親は会社負担として、子供1人分の海外旅行保険料。日本で国民健康保険に加入しておく場合は、その費用もかかります。

■ベビー/キッズシッター:300USD
→掃除等お手伝いさんも兼ねてもらった場合の価格。相場はまちまちなので、結構高めに設定しています。

合計2,100USD

お子さんが未就園の場合は
合計1,550USD

 

どうでしょう?
給与が2,000USDとすると、お子さんが通学・通園する場合はほぼトントンの計算です。

この他にも一時帰国の際には1,000USD以上かかりますから、通年で高い確率で赤字になりますね。

金銭面を問題としなければ、現地採用だって大丈夫

walk_mother_child

実際にぼくが採用した女性は、当初はお子さん連れでの現地就職を考えていました。具体的なコストをお伝えしたところ、お子さんは家に預け、まずは単身で生活をする方針に切り替えました。これも一つの選択だと思います。

お金を貯める等、金銭面のプライオリティが高い方には、子連れの現地採用はおすすめできません。

金銭面に余裕があるか、赤字になってでも得たい何かがあるのであれば、挑戦してみても良いとは思います。

留学したと思えば安いかもしれませんし、留学よりは学べることが多いでしょう。

さいごに

そもそも「現地の生活に馴染めるかどうか」という問題もあると思いますが、はっきりいって本人の気質と意欲次第なので、こればかりは何ともいえません。

アジアの人々は、おそらくみなさんが想像している以上に、子供にとても優しいです。そういう意味では日本よりも子育てに向いた環境であると、ぼくは思います。

いずれにせよ、実際に転職活動をする前に、一度お子さんを連れて現地に滞在してみることをおすすめします。

それでは!

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