ベトナムの日本人現地採用の月給ってどれくらい?給与水準を調べてみた

ベトナムの日本人現地採用の月給ってどれくらい?

現地採用で海外就職する場合、一番気になるのはやはり給与ですよね。

リクルートサービス会社のReeracoenが運営するサイト「GLOBAL WATCH」で、タイの現地採用の給与水準が紹介されていました。(201511月の記事)

現地採用日本人全体の90%以上が5~10万バーツ以内となっております。
拠点責任者や立ち上げ経験者、特殊技能保持者(1級建築士、会計士等々)の方になると、10万バーツ以上もらえる場合もあります。
タイの現地採用~給与編~ | GLOBAL WATCH

<ポジション別>
スタッフレベル:5~6万バーツ(17万円~20万円前後)
マネージャーレベル:6~8万バーツ(20万円~27.5万円前後)
タイの現地採用~給与編~ | GLOBAL WATCH

この記事に触発され(笑)、ぼくも自分が働いていたベトナムの給与水準について調べてみましたので、今回はそれをご紹介しようと思います。

タイの詳細については上記サイトで確認していただければと思います。

日本で働く場合よりも給与は下がる

まず大前提として、ベトナムに限らず海外(特にアジア)現地採用の給与水準は日本よりも低いです。そのため多くの場合、現地採用で転職すると給与は下がります。

給与水準が低い理由として、

❶現地の物価が安い
❷現地スタッフの給与水準が低い
❸コスト高な駐在員の代替だから

などが考えられますが、結局のところ低い給与で需給バランスが取れていることが最大の理由なんだと思います。給与水準が低くても応募があり、多くの日本人が働いているのが現実です。

現在の水準がほぼ固定化されてしまっているため、低い給与での採用が慣例になってしまっているともいえるでしょう。

とはいえ日本以上の給与をもらう人もいますし、売り手市場になれば給与水準が上がることもあります。例えば中国は2012年の反日デモを境に求職者が大幅に減少したため、現在の給与水準はデモ前に比べ2030%上昇しているようです。

中国の給与については、いずれ記事に出来ればと考えています。

ベトナム現地採用の給与水準

それではベトナム現地採用の給与について見ていきましょう。

今回ご紹介するのは、海外求人サイト「カモメアジア転職」等に掲載されていた、2016年以降のおよそ100件の求人データに基づいた数字です。

 

スタッフレベルの給与水準

サービス業・製造業・旅行業など、営業職や販売職のスタッフレベルの給与水準を見ていきましょう。

求人で一番多かったのが「1,500〜2,000USD」、次いで「2,000USD前後」「2,000~2,500USD」の順。

90%以上の求人が上記の幅に収まっていました。

少数ですが、上限が3000USD以上の求人やスタートが1,500USDに満たない求人もありました。ちなみに一番低かったのは「1,2001,500USD」。

これらをまとめると、スタッフレベルの給与の目安は下記の額くらいと考えて良さそうです。

1,800USD前後(19.5万円前後)
・下限1,500USD(約16.5万円)
・上限2,500USD(約27.5万円)
※レートは2016.6.2時点のもの(1USD=109円)

日本の大卒の初任給と同等かそれ以下といったところでしょうか。

 

マネージャーレベルの給与水準

マネージャーレベルは「2,000〜3,500USD」「2,000〜4,000USD」と幅を広く設けている求人が多いようです。

ひとことでマネージャーと言っても、例えば経営幹部や工場長クラスと小規模の部門長クラスとでは、求められる能力や責任が大きく変わってきますからね。

なので一概には言えないのですが、およそ下記くらいの水準を目安として良いのではないでしょうか。

2,500〜3,000USD前後(27.5〜32.5万円前後)
・下限2,000USD(約22万円)
・上限4,000USD(約43.5万円)
※レートは2016.6.2時点のもの(1USD=109円)

もちろん、下限を1,800USDとする求人や上限を5,000USDとする求人も少数ですがありますで、あくまで目安です。

 

技術系専門職の給与水準

最後に、技術系専門職の給与水準を見てみましょう。

ベトナムで求人が多い技術系専門職は、主に以下のようなものです。

・金型/鋳造/切削/板金加工
・電子基盤の開発・設計
・品質管理/工場管理

今回調べたデータでは、技術系専門職の求人は全体の1割程度と少数だったこともあり確かなことな言えませんが、大体次のような額かと思います。

3,000USD前後(32.5万円前後)
・下限2,000USD(約22万円)
・上限5,000USD(約54.5万円)
※レートは2016.6.2時点のもの(1USD=109円)

今回調べた中で、給与水準が最も高かったのがこの技術系専門職。

ベトナムは製造拠点として注目されてますし、インフラ整備を進めていますからね。需給バランスを考えれば給与水準が高くなるのは当然と言えるでしょう。

また、「住宅手当」や「寮完備」、「社用車」が付くケースが多いのもこの職種の特徴です。

工場や開発拠点が郊外にあるケースが多いこともその理由の一つでしょう。

一方その他の求人では、これら手当が付くことはあまり無いようです。今回調べたスタッフレベルの求人で「住宅手当、車有り」だったのは1件だけでした。

給与を確認する際の注意点

次に、給与を確認する上で気をつけたい点を幾つか挙げてみます。

表記される額には2種類ある

まず注意しなければならないのは、求人サイトなどに表記されている額には「NET(手取り)」と「GROSS(税込)」の2種類あるということ。

多くの求人媒体では表記の統一はされていないようです。そもそも表記されていないため、給与額がNETなのかGROSSなのか分からないケースもあります。

一般的に海外就職の場合はGROSSで提示されるケースの方が多いようですが、応募先企業やエージェントに必ず確認しましょう。

為替レートを確認しよう

給与2,000USDの求人であれば現在およそ22万円の計算ですが、円高だった201112年頃のレートで計算すると、1USD=80円として16万円。6万円の差です。だいぶ違いますよね。

このように、海外就職の場合は、為替レートの変動が自身の給与に直接影響するので注意が必要です。

ちなみにベトナムでの給与は、基本的に米ドル相当額の現地通貨ベトナムドンで支払われます。

年齢は考慮されない?

冒頭でも紹介した「GLOBAL WATCH」の記事では、タイ現地採用の年齢別給与水準も紹介されていました。

<年齢別>
20代:5~6万バーツ(大体日本円で17万円~20万円前後)
30代:5~8万バーツ(17万円~27.5万円前後)
40代~:7万バーツ~(21万円~)
タイの現地採用~給与編~ | GLOBAL WATCH

個人的には、年齢が上がれば給与水準が上がるということは海外現地採用ではあまりないように思います。

もちろん考慮する企業もあるのでしょうが、年齢に伴った「経験」によって査定されると考えておいたほうが良いでしょう。この傾向は日本に比べて強いと感じます。

さいごに

いかがでしたか?

すごい低いと感じましたか?それとも思ったよりも高かったでしょうか。

いずれにせよ、現地の物価や支出額と照らし合わせて判断する必要もあると思いますので、それらについてはいずれ記事に出来ればと考えています。

今回ご紹介した数字はあくまで目安ですので、実際にはそれ以上もあればそれ以下もあるでしょうが、海外就職を検討する際の一助になれば幸いです。

それでは!

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