アジア現地採用でベトナム就職をオススメする7つの理由

ベトナム就職をオススメする7つの理由

ASEAN諸国を中心にアジアへ進出する企業が増加している昨今。それに伴い日本人が現地で就業する機会も増えています。

そういった状況の中、アジアでの現地採用を考えてみたものの「どの国がいいんだろう。。」と悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、ぼく自身も働いていた「ベトナム」をお勧めする理由を7つご紹介します。

アジア現地採用を検討する上で参考にしていただければと思います。

労働許可証取得のハードルが低い

労働許可証のハードルが低い

ベトナムは他のアジア諸国と比べ、外国人が就業する際のハードルが低いと考えられます。

雇用される従業員側と、雇用する企業側双方の視点から見ていきましょう。

大卒でなくても取得可能

ベトナムで働く場合、外国人は「管理職・経営者」「専門家」「技術者」の3種類で労働許可証申請が可能です。

■管理職・経営者
管理職もしくは経営者の職務経験がある者

■専門家
関連分野を専攻とする大学(4年制)を卒業しており、その分野で5 年以上の勤務経歴がある者。または専門家として認められている者

■技術者
関連分野で3年以上の勤務経歴があり、1年以上のトレーニングを行ったことのある者

このように、管理者や技術者であれば大卒資格がなくても申請可能ということもあり、他のアジア諸国と比べても全体としてハードルは低めです。

参考:労働許可書/ビザ(査証)の取得手続き| Jetro(PDF)

外国人従業員の割合に制限がない

ベトナム以外のアジア諸国では、現地従業員に対して外国人従業員を雇える割合が決まっている場合があります。

ところがベトナムにはこの制限がありません

■タイの場合
外国人従業員1人につき、タイ人従業員4名の割合で雇用しなければならない

■インドネシアの場合
外国人従業員1人につき、インドネシア人従業員10名の割合で雇用しなければならない

■ベトナムの場合
制限なし

労働許可申請のための資本金の規制がない

外国人の労働許可を申請する場合に、1人当たりに必要な最低資本金を登録しなければならない場合もあるのですが、ベトナムではこの規制もありません

■タイの場合
外国人の労働許可申請のために、1人当たり最低200万バーツの資本金が必要

■マレーシアの場合
外国人の労働許可申請のために必要な資本金は、会社の資本比率によって変わる
●外資100%
1人当たり最低50万リンギットの資本金が必要
●マレーシア資本との合弁
1人当たり最低35万リンギットの資本金が必要
●マレーシア資本100
1人当たり最低25万リンギットの資本金が必要

ベトナムの場合
規制なし

このようにベトナムは、現地の企業にとっても外国人を雇いやすい国であることがわかります。

ただ、制度はいつ変更されるかわかりませんし、条件を満たしていれば必ず取得できるという訳ではありません。実際に就職する際には必ず就業先の企業に確認してください。

駐在員が削減傾向にある

駐在員は減少傾向

ベトナムに限った話では無いんですが、アジア諸国全体で駐在員は減少傾向にあります。

コストのかかる駐在員では無く、現地スタッフによる管理への移行期に入った企業が増えていることがその要因でしょう。

また、テクノロジーの進歩により業務の自動化遠隔による管理が可能になったことも一因と考えられます。LCCの普及で移動コストが以前よりかからなくなり、出張ベースでの管理がしやすくなったことも関係しているでしょう。

とはいえ、ベトナム人スタッフに全てを任せるのはまだ難しいのが現実。そこでコストのかからない日本人現地採用の需要が高まっています。

ただ、あくまで現地化への移行期なので、いずれ現地採用の日本人はベトナム人スタッフとの競争にさらされることになるでしょう。

もちろん、すべての日本人のポストがなくなるとは考えにくいですが、パフォーマンスが悪ければベトナム人に取って代わられるケースが増えると予想できます。

なので、ベトナムでのキャリアを築きたいのならば、優秀なベトナム人スタッフが育ってくる前に、早めに海外へ出てポジションを取っておく戦略が必要になるでしょう。

立地が良い

立地がいい

海外に住む以上、その立地を考慮する必要がありますよね。

ベトナムは日本人にとって、とても立地条件が良いんです。

日本から見て東南アジアの入り口に位置し、その他のASEAN諸国へのフライトに比べ移動時間が短い。また、その他どのASEAN諸国へも移動しやすい位置にあります。

ASEANの中心でアジアのハブ拠点といえばシンガポールですが、シンガポールは東京からのフライトでおよそ7時間半。一方ベトナムのホーチミンまではおよそ6時間。

西にメコン経済圏(タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー)、南にシンガポール、マレーシア、インドネシア、東にフィリピンがあります。

ASEAN諸国への旅行や出張、視察などもとてもしやすいんですよね。

成長繁栄のストーリーをたどっている

成長繁栄のストーリーをたどっている

ベトナムに進出する日系企業は、2014年の時点で1,452拠点。そのおよそ3割(483拠点)が製造業です。

「製造業で雇用を生んで国民がある程度豊かになり、その後サービス業が拡大し成長を遂げる」というストーリは、現在の多くの先進国に当てはまります。

アジアでは、かつては日本、現在は中国がこのストーリーを歩んでいます。世界の製造拠点になりつつあるベトナムも、今後同様のストーリーで成長していくと考えられます。9,300万人という人口の多さからも、サービス経済への移行が進むととても大きな市場になる可能性が高いでしょう。

ちなみにベトナムは、この先進国へのストーリーを描ける最後の国かもしれません。

製造業の工場の自動化は、現在すごい勢いで進んでいます。iPhoneの生産を手がけるFoxconnも、労働者代替型ロボットの導入を始めてますしね。

Phoneを生産するFoxconnが自動化ロボットの大規模導入を開始、人間の作業は残るのか? | Gigazine

中国広東省 工場ロボット化に18兆円投資 生産の8割を自動化| Forbes JAPAN

こうした流れが進むと、製造業で大規模な雇用を生むことができなくなっていくと考えられます。未だ発展のスタートに立っていない国々は、従来のような成長のストーリーを描くのは難しくなるんじゃないでしょうか。

親日国

親日国

「ベトナムは親日国である」という話を耳にしたことがある人は少なくないと思います。

確かに実際に生活してみても、そう感じることは多かったです。

「真面目」「勤勉」「高品質」というステレオタイプなイメージがベースになっていることは間違いないんでしょうが、親日感情を生む要因はそれ以外にもいくつか考えられます。

ベトナム人の交通手段といえばバイク。そのシェアの大部分をホンダヤマハが占めています。かつては安い中国製バイクに乗る人が多く、故障による事故が多かったようなんですが、「ホンダやヤマハが普及し出してから事故が減った」とベトナム人に感謝されたこともありました。

バイクの品質の高さが日本への信頼度を上げているのは間違いなさそうです。

ホーチミンのタンソンニャット国際空港の国際線ターミナルは日本のODAで建設され、ターミナル出口にはベトナム政府からの謝辞が書かれた石碑が設置されています。

また、現在ホーチミンで着工中の地下鉄建設にも日本は援助をしており、一部区間の工事を担当するのも日本のジョイントベンチャー(清水建設と前田建設)。

このようなベトナムの支援国として存在感も、親日感情の要因になっているのでしょう。

ただ個人的には、どちらかというと中国や韓国と比べた相対的な評価のように感じます。韓国人の評価は「高圧的」ということであまり高くないですし、中国は言わずもがな。

いずれにせよ、日本人に対する好感度はすごく高いです。

ちなみに、あくまでぼくの印象ですが、ベトナム人が一番好きな国はアメリカだと思います。

 政情が安定している

政情が安定している

アメリカとの戦争に勝利し、共産党が一党独裁するベトナム。

共産党独裁といっても北朝鮮や中国のような抑圧的な体制ではなく、うまく政情を安定させている印象を受けます。

タイのように大規模デモで混乱が起こるようなこともなく、フィリピンやインドネシアにおけるイスラム系過激派のような不安材料も少ないです。中国のように反日活動が起こることも考えにくいでしょう。

2012年の中国による反日デモの影響で撤退した日系企業は少なくありません。

デモが起きた当時、ぼくは日本で中国絡みの仕事をしていたのですが、デモの影響でそれなりの予算の案件が丸々ひとつ無くなってしまいました。その時は途方に暮れましたね。。そしてこのことがきっかけで、中国との関係を軸にする自分のキャリアを見直すことになりました。

現地採用を検討する個人にとっても、政情が安定している国の方が将来を見通しやすいですよね。

日本人と似ている点が多い?

日本人と似ている?

ぼくが中国で生活しだした当初は、中国人と日本人の考え方違いにイラつく驚かされることは何度もありました。

逆にベトナム人には共通点を感じることが多かったです。

基本的に「和」を重視する点が一番似ているでしょうか。

争いごとは避けようとしますし、「出る杭」にならないようにするのも日本人て似ていると感じます。

ただ、日本人の場合は「空気を読め」という圧力に合わせることで「和」が成立しているのに対し、ベトナム人は年功序列、上下関係がベースになっているように感じます。

序列が上の人より前に出ないことで「和」が保たれている印象です。なので、みんなの前で意見を発表することがすごく苦手なんですよね。

日本人は空気を読んで目立たないようにするため、あまり意見をしない傾向にあります。

ベースは違えど、集団の前であまり意見しない控えめな点はすごく似ていますね。

また、基本的に笑顔で相手を迎え入れる点も共通していると感じます。腹の中はさておきニコニコと対応。この点は中国人とのいちばんの違いですね。

控えめで物腰が柔らかい人が多いので、日本人は協働しやすいと思いますよ。

さいごに

いかがでしたか?

最後に一点言い忘れちゃったんですが、料理がうまいのもベトナムの魅力のひとつ。

アジアにしては辛い料理が少なく、特に南部では「米+おかず+汁物」が基本フォーマットなのも日本と似ています。

日本の味付けに似た料理も結構あるんですよ。食事は毎日のことだから重要な要素ですよね。

というわけで、ぼくば受けた印象をベースとした 話が多くなってしまいましたが、参考にしてもらえると嬉しいです。

それでは!

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