ぼくが「20代」での海外就職をすすめる7つの理由

20代の海外就職をおすすめする理由

ベトナムで採用活動をしていたときに感じたのは、ここ数年4050代の応募者が多い傾向にあるということ。

年齢を重ねてからでも海外就職には十分チャレンジできると思います。

それでも、海外就職、特にアジア就職は20代の若者にこそおすすめの選択肢だとぼくは考えています。

今回はその「7つの理由」をお伝えします。

1.「海外経験」は今後需要が高まる

海外へ進出する日本企業数は年々増え、この5年間でおよそ20%増加しています。

特にアジア諸国への進出が加速しており、2014年の増加率は、インド、インドネシア、フィリピンでいずれも20%を超えています。

(参考:過去エントリー)海外就職希望者のための「海外在留邦人数調査統計」まとめ

日本の飲料メーカー大手のサントリーグループでは、2020年までに海外市場での売上高を、グループ全体の売上高の50%まで引き上げることを目標にしています。そのために「海外移籍制度」を取り入れたりもしています。

(参考:過去エントリー)海外就業のもうひとつの選択肢。サントリーが海外移籍制度を導入!

このように日系企業の海外進出が進む中、「海外経験」のある日本人人材の需要が、今後高まっていくことは容易に予想できますよね。

20代の若者が今のうちに海外に出て海外経験を積んでおけば、5年後10年後の働き盛りの30代の頃に、とても市場価値の高い人材となっていると考えられます。

2. 国内経験しか無いのはリスク

とはいえ、「海外に関わっていない企業が大多数なんだから、そこで働き続ければいいじゃん」と思っている人もいるでしょう。

確かに、帝国データバンクの調査では、2014年の時点でおよそ7割の企業は日本国内だけでビジネスをしています。

ただ、そういった企業でも、今後海外と関わらざるを得なくなる可能性は大いにあります。

当サイトでたびたび指摘していることではありますが、人口減少により国内市場が縮小していくことは間違いないでしょうから、今後も企業の海外進出の流れはおそらく変わらないでしょう。

高齢化の推移と将来推計

将来推計人口でみる50年後の日本 | 内閣府 

例えば、現在27歳の社員が勤めている企業が、10年後にいよいよ海外進出を決めたとします。

そうなった場合、海外に目を向けてこなかった彼の社内での活躍の場は、その後当然限られたものになっていくでしょうし、転職しようとしても2026年に「37歳、海外経験無し」では選択肢もかなり狭まっているでしょう。

その時点で海外就職しようとしても、なかなか厳しいんですよ。

3. 若いうちに出ておかないと、どんどん海外へ出にくくなる

年齢を重ねてしまうと、海外へ出にくくなってしまいます。

歳を重ねて知識が増えれば「海外への憧れ」は薄れていくでしょうし、「自分は海外向きではない、海外には関係ない」といった自己評価も確定してしまうかもしれません。

海外に対する未知への恐怖や、無知ゆえの先入観が固まってしまうことも考えられます。「海外は怖いところ、不便なところ」「英語ペラペラじゃないと生きていけない」といった無知や未知です。

 また現実問題として、親の介護や子供の教育といった「家族の問題」が増え、ますます海外へ出にくくなってしまいます。

そうなる前に、なるべく若いうちに一度海外へ出ることを強くおすすめします。就職でなくて留学でもワーホリでもいいでしょう。 

一度出ておけば海外生活の勝手も分かるし、なにより海外に対する心理的な壁がグンと下がるので、その後年齢を重ねてからでもまた出やすいんですよね。  

「一度海外へ出ておくことの重要性」についての興味深い調査があります。

全国学習塾協会が、全国の学習塾に通う生徒を対象に行ったアンケートでは、「これからどんな海外経験をしたいか」といった問いに対し、「海外に出たくない」と答えた大多数が「海外未経験者」だったことが分かりました。

国際化時代に関するアンケート調査について | 全国学習塾協会(PDF)

小〜大学生を対象にした調査なのでそのまま適用はできないとは思いますが、海外に対する「心理的な壁」が可能性を狭めてしまうのはもったいないですよね。

4. 年齢が上がると海外に適応しづらくなる

もちろん、年齢を重ねてから海外就職する人も少なくないのですが、ぼくの知る限りでは、彼らの多くは留学や長期旅行経験があり、心理的な壁が低いんですよね。

ただそんな彼らでも、海外の職場に適応するのは簡単では無いようです。

中国やベトナムの日系企業へ就職した40代〜50代の日本人が、組織でうまく機能できずに苦しんでいる姿を幾度となく目にしてきました。

多くの場合「日本で培ってきた仕事の進め方」を、そのまま適用しようとしてしまっていることが原因だったように感じます。

年齢と経験を重ねてしまうと、どうしても自分のやり方に固執しがちになってしまいます。

日本ならではの「ハイコンテクストな組織」だからこそ機能する仕事の進め方「完璧主義」「職人気質」な取り組み方が染み付いてしまうと、なかなかアジアの現場に適応することは難しいんですよね。 

5. 日本企業は上が詰まっている

4050代は、日本の民間企業ではボリュームゾーンになっているようです。

2014年に行われたあるアンケート調査では、日本の民間企業では40〜54歳のミドル層が人員過剰であるという結果が出ています。

人事担当者に聞いた ミドル社員の処遇と活躍支援に関するアンケート | 日本の人事部

20代の若者からすると上が詰まっている状況のため、なかなか権限ポジションを与えてもらえません。 

65歳までの雇用確保が求められていますので、10年後も上が詰まった状況は変わらないんです。

大企業では10年働いてせいぜい係長、20年働いても9割は課長になれない、なんて話をよく聞くのですが、正直ちょっと信じられないんですよね。

ぼくの場合は中小企業でしたが、中国で30歳のときに部門長、ベトナムで35歳の時に経営に参画しています。これはぼくが優秀だったからというわけでは全然なく、人材不足の海外では珍しいことではないんです。

中国でもベトナムでも、多くの2030代の日本人経営者や管理職の人たちと仕事をしてきました。

体力吸収力もある35歳までの時期に、権限のある仕事を経験できたことは本当にラッキーだったと思います。

6. アジアは同世代の若者が多い

日本では20代の若者は人口比で少数派ですが、アジアに目を向けると、同世代の若者が非常に多いことが分かります。

例えばベトナムでは20〜29歳がボリュームゾーン。

(参考:過去エントリー)ベトナム就職のための、最低限知っておくべきマクロ情報

日本の若者と同じようなSNSツールを使いコミュニケーションをとっていますし、国を超えて価値観の均質化も進んでいるように感じます。

SNS利用状況

国の中心となり成長を支えていくであろう、アジアの同世代の若者と繋がっておくことは、その後の人生に大きなメリットをもたらす可能性もあります。 

7. やり直せる

当然のことではありますが、海外へ出たからといって、若者みんながうまく行くとは限りませんし、帰国を余儀なくされることもあるでしょう。

それでも若いうちであれば、やり直しはききます。

29歳で海外就職して、3年後に日本へ帰国することになったとしてもまだ32歳。未だに年齢を重視する日本の転職市場でも、十分転職のチャンスは見込めるんじゃないでしょうか。

さいごに

いかがでしたか?

もちろん国内に留まるドメスティックな生き方を否定しているわけではありません。

日本国内で頑張ってキャリアアップを目指してもいいでしょうし、特段上昇志向を持たずに、あくまで仕事は仕事として淡々とこなす生き方があってもいいでしょう。

いずれにせよ、20代の行動がその後の職業人生にとても大きな影響を与えることは、間違いないと思います。

将来に向けて幅広い選択肢を持っておきたいのならば、20代の海外就職はおすすめです。

それでは!

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