韓国人は海外志向? 海外で働きたい就活生→韓国人87%、日本人46%

韓国人は海外志向?

韓国の就職サイト「ジョブコリア」等による調査によると、就職活動をしている韓国の若者のうちおよそ10人に9人(!)が海外就職を希望していることが分かりました。

 調査結果によると、回答者のうち87.4%が「機会さえあれば海外で就労をしたい」と回答し、このうち36.5%はことし海外就職に向けて具体的に準備をしていると答えた。

韓国の就活生87%が海外での就職希望… | 中央日報

一方、日本の大学生はどうかというと、就職サイト「マイナビ」によると、2016年卒業予定の大学生のうち海外勤務希望者の割合は46.7%。
※「海外勤務はしたくない→54.3%以外の合計」

「2016年卒マイナビ大学生就職意識調査」を発表 | マイナビ

このように、日本に比べると韓国の若者は、海外志向がとても強いことが伺えます。なぜなんでしょうか?

韓国の若者が海外を目指す理由

上記「ジョブコリア」の調査によると、韓国の就活生が海外勤務を希望するのは、以下のような理由があるようです。

❶福祉および勤務環境が整っている→30.6%
❷韓国ではこれ以上就職が見込めない→22.9%

「❶」はプル要因(受け入れ国側の要因)と考えられますが、海外の韓国系企業の労働環境が良いんですかね。

財閥系企業(サムスン、現代等)での海外勤務を対象にしているのかもしれません。

もしくは韓国国内企業の勤務環境がとてもよろしくない可能性も考えられますが。。

逆に日本人が海外就職を検討する場合「福祉や勤務環境」はネックになることの方が多いです。

(関連エントリー)海外現地採用は「悲惨」なのか?

「❷」については、実際ぼくも留学中に、韓国の知人友人によく聞かされました。

海外留学経験のある日本人には周知の事実ですが、韓国人留学生ってどの国にもめちゃめちゃいるんです。

で、そんな彼らが話す留学理由は「少なくとも海外留学くらいしとかないと就職できない」「国内には仕事が無いから、海外でチャンスを探している」などなど。

実際に現在の韓国の若者の雇用状況は、極めて悪いようです。

韓国は超就職氷河期

韓国は現在「超」就職氷河期。

大学卒業者は年間40万人いるにも関わらず、大企業は11万人程度しか採用ができないのが現状。競争力のある中小企業が少ない韓国では、財閥系大企業の動向が、若者の雇用に大きな影響を与えます。

若年層の失業率は、2015年の調査で9.2%。過去最高の数字です。

韓国の若年失業率、15年は過去最高に | exciteニュース

日本の20代前半の失業率が6.3%、20代後半は6.2%なので、日本と比べても韓国の若者の失業率は高いことが分かります。

そんな彼らは「七放世代(韓国語でチルポセデ)」なんて呼ばれています。

「恋愛」「結婚」「出産」「マイホーム」「人間関係」「夢」「希望」の七つを手放した世代。

つまり彼らの多くは、国内に希望を見出せないため、海外を志向せざるを得ない状況に置かれているんですよね。

政府も海外就職を支援している

そのような状況だからでしょう、韓国では政府が海外就職支援を行っています。

K-Move」というプロジェクトでは、海外就職成功者に最大300万ウォン(約30万円)の奨励金を支給(2014年の時点)。

韓国政府が若者の海外就職を積極支援 | 日系ビジネスONLINE

また、年間5,000人程の海外就業者を、2017年までに10,000人まで増やすことを目標に、支援システムの改善を進めています。

韓国の若者がそれをのぞんでいるのか分かりませんが、海外就職の流れは、ますます加速しそうですね。

さいごに

「日本の若者は内向きで海外志向が弱い」などと巷で言われていますが、まだ「海外へ出ざるを得ない」状況に追い込まれていないのが、その理由のひとつだと思います。

ただ今後、日本の国内市場のシュリンクと、それに伴う企業のアジアシフトの流れが加速していけば、日本の若者も海外就職を選択せざるを得なくなるかもしれません。

そうなる前に先手を打って海外へ出るのか、国内での生き残りを模索するのか、それとも七つを手放して生きていくのか。

ぼくは「海外へ出る選択」をおすすめしてはいますが、どれが正解かはわかりません。

いずれにせよ、従来の価値観ややり方が、通用しない時代になってきているのは確かです。

大変ですが、がんばっていきましょう。

それでは!

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