海外在住者のための、マイナンバー取得と金融機関への登録手順

海外在住者のマイナンバー取得手順

海外在住者のなかには、一時帰国した際にマイナンバーを取得しようと考えている人も多いでしょう。

そこで今回は、一時帰国時のマイナンバー取得手順と、金融機関への登録について考えていこうと思います。

取得手順に関しては、昨年末(2015年末)に本帰国した、ぼくのケースに基づいた情報も含まれます。

役所によって対応が変わる可能性もありますので、詳細は転入先へご自身でお問い合わせ頂ければと思います。 

マイナンバー取得の流れ

一時帰国後(あるいは本帰国後)に必要な手順は以下の通りです。

  1. 市区町村役所に転入届を提出
  2. マイナンバー「通知カード」の受け取り
  3. 「マイナンバーカード」の申請、受け取り(任意)

 ひとつずつ見ていきましょう。

1.転入届を提出

帰国後、原則2週間以内に転入届を出す必要があります。

実際は多少遅れてもお咎めはありませんが、一時帰国の場合は滞在日数に限りがあるでしょうから、すみやかに提出した方が良いでしょう。

転入時必要書類

①転出前と同じ住所、あるいは本籍地に転入する場合
・パスポート(入国日のスタンプを確認)
・転入届(役所にあります)

②転出前と違う住所、本籍地以外に転入する場合
・パスポート(入国日のスタンプを確認)
・転入届(役所にあります)
・戸籍謄本
・戸籍の附票

ちなみにぼくは②のケースに該当しました。

役所では、転入手続き時にマイナンバーカード取得までの説明を受け、1ヵ月以内には「通知カード」が届く旨を伝えられました。

2.通知カードを受け取る

マイナンバー「通知カード」は、住民にマイナンバーを通知するためのカードです。

通知カード

ぼくの場合は、転入届提出(住民登録)の17日後に通届きました。
※対応にはばらつきがあると思いますので、必ず転入先の役所にご確認ください

簡易書留で届くため、同居家族による受け取りも可能。

 通知カードは紙製で、以下の内容が記載されています。

通知カード記載内容
・個人番号(マイナンバー)
・住所
・氏名
・生年月日
・性別
顔写真は入っておらず、身分証明書としては使えません。

金融機関等へのマイナンバー登録は、この「通知カード」と免許証等の「本人確認書類」があれば可能です。

顔写真入りの「マイナンバーカード」であれば1枚で登録可能です。

3.マイナンバーカードの申請、受け取り

「マイナンバーカード」は、マイナンバーが記載された顔写真付きのカードで、申請は任意。「通知カード」との大きな違いは、身分証明書として利用可能な点です。

マイナンバーカード

申請方法は、カード交付申請書の送付と、オンライン申請の2つ。

マイナンバーカード交付申請 | マイナンバーカード総合サイト

オンラインであれば、海外からでも登録可能です。

ただし、受け取りは本人が役所に行き、通知カードと引き換える必要があります。
※病気等やむを得ない理由がある場合は、代理人による受け取りが可能(診断書等が必要)

マイナンバーカードの受け取り | マイナンバーカード総合サイト

注意点

取得の際の注意点

以下、現時点で考えられる取得の際の注意点です。

住民登録から「通知カード」の受け取りまでの期間は、3週間〜1ヵ月が目安

転入届を出したからといって、通知カードはすぐには届きません。この期間を踏まえた上での、帰国のスケジューリングが必要です。

「通知カード」を受け取るまでは、海外転出届を出さない

試していないので定かではありませんが、手続きが止まる可能性も考えられます。

戸籍謄本と戸籍の附表が必要な場合は、あらかじめ用意しておく

一時帰国時の住所が、転出時の住所とも本籍地とも違う場合は、戸籍謄本と戸籍の附票が必要です。一時帰国は滞在日数が限られると思いますので、親族等代理人に取得しておいてもらうことをおすすめします。

目的別、取得スケジュール

取得スケジュール

海外在住者のマイナンバーの取得目的は、大きく以下の2つが考えられると思います。

  1. いずれ必要になるだろうから、とりあえず早めに取得しておきたい
  2. 金融機関への登録が必要なので、すぐに取得したい

以下、それぞれの目的に合わせた手順を考えていきましょう。

とりあえずマイナンバーを取得しておきたい

マイナンバーの登録が必要となった場合に慌てないよう、一時帰国時にとりあえず取得しておきたい人は、以下のような段取りが考えられると思います。

■1ヵ月程の滞在が可能な場合

  1. 一時帰国後すみやかに転入届を提出
  2. 3週間〜1ヵ月後に「通知カード」を受け取る
  3. 海外転出届を出し、出国

滞在日数に余裕がある人は「マイナンバーカード」を申請し、受け取りまで済ませておくと良いでしょう。

申請から受け取りまでの日数は概ね15営業日とされていますが、まだまだ申請が込み合っている可能性もありますので、1ヵ月位見ておいた方が良いと思います。

つまり、転入から「マイナンバーカード」取得まで一気に済ませるには、2ヵ月の滞在は必要になります。

よくある質問 | マイナンバーカード総合サイト(受け取り時期についてはQ36)

尚、「マイナンバーカード」申請後、受け取る前に海外転出した場合どうなるかは、現時点では不明です。

■短期滞在の場合(最短で平日1日あれば可能)

  1. 一時帰国後すみやかに転入届を提出
  2. 海外転出届を提出しないで出国
  3. 住民登録地の親族等に通知カードを受け取ってもらう
  4. 「通知カード」のスキャン等を送ってもらう、あるいは現物を海外住所に転送してもらう
  5. 次回一時帰国時に海外転出届を提出

この場合、住民票を入れたままの海外転出になるので、次回一時帰国に海外転出するまでの間、「国民健康保険(世帯主の場合)」や「国民年金」の支払い義務が発生します。

金融機関にマイナンバーを登録したい

海外送金や、証券口座の維持や開設のために、マイナンバー登録をする必要がある人も多いでしょう。

以下はその段取り案です。ただし、登録に関しては実際に試したわけではないので、あくまでひとつのアイデアとしてお考えください。

■1ヵ月程の滞在が可能な場合

  1. 一時帰国後すみやかに転入届を提出
  2. 3週間〜1ヵ月後に通知カードを受け取る
  3. 金融機関にマイナンバー登録
  4. 海外転出届を出し、出国

■短期滞在の場合(最短で平日1日あれば可能)

  1. 一時帰国後すみやかに転入届を提出
  2. 海外転出届を提出しないで出国
  3. 住民登録地の親族等に通知カードを受け取ってもらう
  4. 通知カードを海外住所に転送してもらう
  5. 金融機関にマイナンバー登録(オンライン登録が可能な場合)
  6. 次回一時帰国時に海外転出届を提出

いずれの場合も、一番のポイントは「海外転出してマイナンバーが失効したことを、金融機関は把握するのか」という点だと思います。(ちなみに失効したマイナンバーは、再転入時にまた同じナンバーを使えるようになります)

これに関しては、試していないので何ともいえませんが、少なくとも金融機関側から確認する術は無いと思われます。

引き続きリサーチが必要です。

さいごに

マイナンバーに関しては、海外送金の問題で頭を悩ませている人が多いと感じます。

ただ、そもそも日本の銀行の多くは海外在住者(非居住者)は口座を保有できない決まりになっていますので、一時帰国時には、海外在住者向け口座の準備を進めておいてもいいかもしれません。

(参考:過去エントリー)これから海外で働く人のための、海外在住者向け銀行口座情報まとめ【随時更新】

マイナンバー関連の新しい情報があれば、随時更新していきます。

それでは!

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