「新卒現地採用でも、キャリアを積めるし日本での転職もできます」M・Kさん

海外就職その後のキャリアvol01

海外で働く日本人情報を発信するメディアは、ここ数年でとても増えています。

(過去エントリー)海外で働く秘訣が分かる?日本人インタビューサイト12選

どうやって海外就職あるいは企業を果たし、今どのように活躍しているのか。

そういった現在進行形の情報は、海外就職を検討する人にとって貴重なものであることは間違いないでしょう。

一方で、海外経験者の帰国理由その後についても気になるところだと思うのですが、その辺が語られた情報はまだまだ少ないように感じます。

そこで当サイトでは「海外就職後のキャリア」を知るために、海外経験者にインタビューをしていこうと考えました。

【海外就職・その後のキャリア】第1回  M・Kさん  上海、現地採用

第一回目は、中国は上海での就業経験を持つM・Kさんのインタビューを紹介します。

M・Kさん(男性)M・Kさん1980年生まれ
住んでいた国・地域…上海
雇用形態…日系企業/現地採用

  • 20033月 大学卒業
  • 20039月〜20048月 上海で語学留学
  • 20048月〜20081月 日系メディア会社/一般職
  • 20082月〜20094月 日系メディア会社/マネージャー
  • 20094月〜 日本へ帰国、転職

1年くらいの気持ちで上海に語学留学

大学では英文学科だったのですが、大学二年の時に観た「覇王別姫」という映画がきっかけで中国に興味を持ち、親の進めもあって、卒業後の20038月に上海の大学へ語学留学しました。

すでに当時の中国は、成長市場として世界から注目を集めていましたが、その辺は僕はあまり関心は無かったですね。「まあ1年くらいで帰国してそのあと就職すればいいかな。中国語が話せれば仕事もあるだろうし」位にしか考えていませんでした。

当初は20034月に渡航を予定していたのですが、SARS騒動が起きてしまい、学期をずらして8月に渡航することになりました。

アルバイトから正社員になり、マネージャーへ昇格

上海の大学の語学コースに通って半年くらい経った頃、現地の日本人向けフリーペーパーで、ある日系メディア会社のアルバイト募集記事を見つけました。

学生生活にやや飽きていたこともあり、「せっくだから海外でちょっと働くのも面白いかな」といった軽い気持ちで応募したところ、即採用され働くことになりました。

その後、語学コース修了のタイミングで、会社から現地採用の正社員としての採用を打診されました。

当初は1年位で帰る予定だったのですが、仕事が面白くなってきたのと、帰国後の予定は特になかったので、しばらく働くいてみることにしました。

担当業務は、現地在住日本人向けメディア(Web・雑誌)の企画・運営・取材・執筆など多岐に渡りました。

日々忙しかったですが、毎日残業するような働き方は求められませんでした。この点は、日本で働く同世代の知人や友人によく羨ましがられましたね。

3年半後の2008年には、メディア部マネージャーに昇格。留学時代はそれほど伸びなかった中国語も、取材等で使ううちに、一般的な会話なら困らないレベルになりました。

家庭の事情で日本への帰国を決意

それから1年ほど経ったころ、実家の両親から日本への帰国を相談されました。

事情があり新居へ引っ越すことになったので、今の家に入って管理して欲しい、という内容でした。

上海へ残ろうと思えば残れたのですが、30歳位で日本に帰ろうと漠然と考えていたため、ちょうどいいきっかけだと思い、帰国を決めました。

30歳位で帰ろうと考えていた理由は、やはりそれ以上になると転職が難しいと思っていたからです。

強みを活かした日本への転職

転職活動は、上海で在職中に始めました。

求人サイトの利用や、企業への直接応募などをし、面接は中国の長期連休時に一時帰国をして行いました。

その結果、日本の印刷会社のメディア事業部への転職が決まりました。

会社がちょうど中国との取引を始めようとしているタイミングでしたので、強みを活かせるかたちになりました。

転職当初は一般職からのスタートでしたが、現在はディレクターとして勤務しています。

中国への出張は度々あり、現在でも自分と中国との関係は続いています。

海外で働くことは大したことじゃない

海外勤務で得た最大の収穫は、「海外で働くのって、大したことじゃない」と気づけたことでしょうか。

仕事があってお金や健康に不安が無ければ、誰でも普通に暮らせるんですよね。上海なんて3時間で行き来できちゃいますしね。

そのような、自分の生活圏が海外にまで広がった感覚は、海外旅行では得られないんじゃないかと思います。

帰国後も仕事はあるし、難しく考えないで欲しい

海外就職で良くいわれていることが2つあって、1つは「新卒で海外就職するとキャリアにならない」、もう1つ「日本へ戻った時に仕事が無い」ということ。

でも、そんなことはないんです。ぼく自身はじめての就職が上海ですし、その後日本へ転職して継続したキャリアを築けてますからね。

だからといって、誰にでも海外就職を勧めるつもりはありませんが、もし「日本じゃなくて海外」という気持ちが少しでもあるのなら、あんまり難しく考えず、まずは出てみたらいいと思います。

来てみなきゃわかんないことばかりですし、そもそも大したことじゃないんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

生活圏が海外にまで広がる感覚」や「海外就職は大したことじゃない」という点は、ぼくも大いに共感できます。

今回のインタビューを「その後のキャリア」の観点から見た ポイントをまとめると…

キャリアのポイント

海外就職のきっかけ…語学留学
帰国理由…日本への帰国。きっかけは家の事情(ご両親の引越等によるもの) 
海外経験の活かし方…転職先の企業で中国との取引を担当

最も多い帰国理由の1つが、この「家の事情」です。

今回のM・Kさんのようなケースもあれば、「ご両親の介護」「家業を継ぐ・手伝う」それ以外には「妊娠・出産」「子供の進学」などが理由となるケースがあるようです。

ぼくの周りでも、家の事情で帰国する人は少なくなかったですし、ぼく自身「子供の進学(入園)」が帰国理由の1つとなっています。

また、帰国後の転職先で「働いていた国(中国)との取引を担当」している点は、海外経験の活かし方の好例といえます。

というわけで、今後も色んな事例を集めていければと思います。

参考にしていただけると嬉しいです。

それでは!

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